取れてしまったセラミックの詰め物や被せ物は再利用できる?
セラミックの詰め物や被せ物の再利用がOKな場合
セラミックの詰め物や被せ物が取れてしまった場合、再利用が可能なケースもあります。再利用がOKとされる主な状況は、詰め物や被せ物自体に破損がなく、形状が適切である場合です。
取れた原因が接着面の問題であったり、軽度の問題であれば、適切なクリーニングと調整を行った上で、再び固定することができる可能性があります。この場合、歯科医師は詰め物や被せ物のフィット感や噛み合わせを丁寧にチェックし、患者さんの口腔内に再度適用するかを判断します。
セラミックの詰め物や被せ物の再利用がNGな場合
セラミックの詰め物や被せ物が破損している場合、または取れた原因が歯自体の大きな変化や進行した虫歯などによるものである場合は、再利用ができません。破損や変形があると、再度適切にフィットさせることが困難になり、口腔内での機能性や審美性を確保することができなくなるためです。
歯や歯周組織の状態が変わっていると、同じ詰め物や被せ物を再利用しても適合しない可能性が高くなります。取れた詰め物や被せ物は、適切に保管することが求められます。
セラミックの詰め物や被せ物の保管はどうしたらよい?
セラミックの詰め物や被せ物が取れてしまった場合、再利用の可能性を考慮して、適切に保管することが重要です。清潔な乾燥した容器に入れ、破損や紛失を防ぐため、小さな袋やケースに入れて歯科医院に持参しましょう。
速やかに歯科医院を訪れ、専門家による評価を受けることが推奨されます。歯科医師は詰め物や被せ物の状態をチェックし再利用が可能かどうか、あるいは新しい治療計画を立てる必要があるかをしっかりと判断します。