セラミック治療を受ける前に必ず確認しておきたい禁忌事項
アレルギーなどがある場合は要注意
セラミック治療とは、歯の被せ物や詰め物にセラミックという素材を使用する方法のことです。セラミックは審美性や生体親和性に優れていますが、金属アレルギーの人には向かない素材もあります。
どの金属に反応するかがわかっていれば、あらかじめ歯科医に伝えておくと安心です。100パーセントセラミックのオールセラミックは審美性が高く、前歯への使用に向いています。ジルコニアなら、強度が高いので奥歯の治療にもおすすめです。
服用中の薬があれば提示しておきましょう
セラミック治療には歯を削ったり、土台を作ったり、セラミックを接着したりする工程があります。状況に合わせて麻酔や止血剤、抗生物質や消炎剤などの薬が使用されます。
服用中の薬によっては、これらの薬との相互作用や副作用が起こる可能性を無視できません。たとえば血液凝固を防ぐ薬を服用している場合は、止血剤の効果が弱まったり、出血が増えたりする可能性があります。そのため、事前に服用中の薬の種類や量、服用期間などを歯科医師に伝えることが大切です。
問題を避けるための事前準備と注意点
セラミック治療は自費診療です。保険がきかないので、費用や支払い方法を事前に確認しておく必要があります。複数回にわたる治療なので、結婚式や就職活動など、いつまでに終わらせたいかを伝えましょう。治療期間や予約の間隔を把握しておくことが大切です。
歯科医院の営業時間や休診日も覚えておくと、予約がしやすくなります。歯の神経を取る治療や歯周病の治療が必要になる場合は、治療費や治療期間が変わる可能性があります。