耐久性と美しさで選ぶならセラミックとジルコニアはどちらがおすすめ?
ジルコニアとセラミックの耐久性の比較
審美歯科では、見た目をきれいにする歯科治療を提供していますが、素材としてはセラミックの他にもジルコニアと呼ぶものもあります。最近のセラミックは耐久性が高く、歯ぎしりや噛みしめが強い人でも安心して利用できるといいます。
現在主流になっているセラミック素材は5種類があり、材質により利用に適さない歯もあるようです。ジルコニアは人工ダイヤモンドとも呼ばれる素材で、高い耐久性および強度を持つため、食いしばりによる影響が強い奥歯にも最適です。
セラミックとジルコニアの見た目の美しさの違い
ジルコニアは、強度および耐久性が高い関係から前歯だけでなく奥歯にも適している素材です。また、経年劣化が少なく着色がつきにくいなどの特徴があるので、前歯などに利用しても長期間きれいな状態を維持できるメリットもあります。
ただ、オールセラミックと比べると審美性に欠けるため、見た目を重視したい場合には物足りなさを感じてしまう人もいるかもしれません。その点、オールセラミックは審美性に優れた素材になるので見た目を重視したい人にもおすすめです。
セラミックかジルコニアかは治療目的によって選ぶとよい
セラミックとジルコニアの選択肢の中では、耐久性に優れているものを選びたい人はジルコニア、見た目の美しさを考えたい人はセラミックといった点が挙げられます。奥歯を治療する場合は、強度が求められるためジルコニアに軍配が上がるけれども、前歯など人目に付きやすい部分の治療の場合は見た目が美しいとされるセラミックが適しています。
なお、ジルコニアセラミックと呼ぶものもあるのですが、この素材は色調整や透明感が高いため前歯に最適です。