要注意!セラミックの詰め物や被せ物が取れやすくなる原因は
噛み合わせが悪い・歯ぎしりなどの生活習慣の影響
本物の歯とほとんど変わらない審美性の高いセラミックの詰め物や被せ物は、日常的に繰り返される生活習慣が原因となり取れてしまうことがあります。特に注意してほしいのが噛み合わせと踏ん張ったときに生じる食いしばりです。
毎日の食事でかみ合わせが悪いと特定の歯に負担がかかるため、結果的に接着力が弱くなり取れてしまいます。また歯ぎしりをするといった生活習慣がある場合も詰め物や被せ物が取れる原因になるため注意してください。
虫歯になってしまっているなどの原因も
虫歯の再発もセラミックの詰め物や被せ物が取れる原因になります。これは詰め物や被せ物と歯の間にごく僅かにできた隙間から虫歯菌が内部に侵入、歯を溶かすことで接着力が弱まります。
虫歯になるとセラミックの詰め物や被せ物が歯から浮き上がったような感覚が覚えることも珍しくありません。内部に虫歯が再発した場合は歯磨きなどをしても改善しないため、再治療することが求められます。また治療の際にはセラミックの詰め物や被せ物を再度形成する必要があります。
経年劣化も!定期的なメンテナンスの重要性
経年劣化によって接着力が弱まると詰め物や被せ物が取れてしまいます。歯と詰め物や被せ物を接着しているセメントは、時間をかけて少しずつ流出します。
セラミック素材の場合は経年劣化に強い特徴を持っているためおおよそ10年程度もちますが、保険診療対象となっている素材では4年から5年で取れてしまうことが多いです。虫歯治療を受けた後は2ヶ月から3ヶ月に定期検診を受けるのが良いとされており、毎日の歯磨きと同じぐらい大切です。