セラミック治療した歯でも交換が必要なケースはあるの？

2024/05/21

耐久性に問題が発生したケース

セラミック治療を施した歯の寿命は長く、10年から15年程度といわれています。その反面衝撃に弱く、強い衝撃で破損することもあります。特に硬い食べ物を強く噛んだときや、顔を強くぶつけた場合などは破損する可能性が高いです。

また、睡眠中の強い歯ぎしりで割れることもあります。一部でも破損するとかみ合わせが悪くなりますし、欠けた部分で口の中が出血することもあります。そのため、このようなケースでは交換しなければなりません。

審美性に問題が生じた場合は交換が必要

審美性に問題が生じた場合でも、セラミック歯の交換が必要です。セラミック自体は経年劣化が少ないので、変色の心配はほとんどありません。しかし長期間の使用で歯茎が下がると、セラミックと歯の境目が露出して見た目が悪くなってしまいます。セラミック治療は審美性も重要です。

歯の美しさが損なわれてしまったら、せっかくの治療が水の泡になります。歯茎が下がる時期はセラミック歯の寿命とも関係しているので、審美性に問題が生じたら早急に交換するべきです。

セラミック治療後に虫歯や歯周病になったら交換がおすすめ

セラミック歯は歯との適合性が高いので、虫歯や歯周病の再発を防ぐことができます。ただし永久に防げるわけではありません。長く使用すると、セラミック歯と歯茎の間にすき間が生じて虫歯や歯周病のリスクが高まります。

セラミックの下が虫歯になると、装着したまま治療することは不可能です。治療のときにセラミック歯を交換しなければなりません。放置しておくと症状が悪化するので、虫歯や歯周病になったときは治療とセットで交換するのがおすすめです。

関連記事