セラミックではなくメタルボンドで治療するデメリット
メタルボンドとは?どんな特徴がある?
メタルボンドは、金属のフレームにセラミックを焼き付けて作られた冠やブリッジのことを指します。この治療法の特徴は、金属の強度とセラミックの自然な見た目を兼ね備えている点にあります。
メタルボンドは耐久性が高く、長期間にわたって使用することができるため、特に奥歯などの負荷がかかる部分に適しています。ジルコニアはその高い機能性と美しさで、推奨されるセラミックの一つです。しかし金属とセラミックの組み合わせにより、特有のデメリットも存在します。
セラミック治療の中でも金属アレルギーを引き起こす可能性が高い?
メタルボンドを使用した治療は、金属アレルギーを持つ人にとってはデメリットとなる場合があります。使用される金属によっては、アレルギー反応を引き起こすリスクがあり、かゆみや発疹、口内炎などの症状が生じる可能性があるのです。
金属アレルギーの有無に関わらず、治療前にアレルギーテストを実施することが推奨されています。このようなリスクを避けるため、アレルギー反応の心配が少ない素材への関心が高まっていると言えるでしょう。
メタルボンドは歯茎が変色してしまう場合がある
メタルボンドのもう一つのデメリットは、歯茎が変色してしまう場合があることです。金属フレームが透けて見えることで、歯茎が黒ずんで見えることがあります。この現象は、特に金属フレームがガムラインに近い位置にある場合に顕著になるのです。
審美的な観点から見ると、このような変色は大きな問題となり得ます。近年では、この問題を解消するために、金属を使用しないオールセラミックやジルコニアなどの代替素材が選択されることが増えています。