セラミック治療の歯で歯茎が下がる?その原因は?

取り付けの際に歯茎に炎症が起きている

セラミック治療後の歯茎下がりの原因の一つに、不適切な取り付けがあります。歯の形状とセラミックの形状が噛み合わなかったり、被せ物が歯茎に当たって圧迫されたりすると炎症が生じ、それが歯茎下がりにつながるというメカニズムです。

セラミックが精密に作られていたとしても、取り付け方が悪いと炎症が起こります。歯茎下がりのリスクを低減させるためにも、セラミック治療実績が豊富で技術レベルが高い専門医がいるクリニックを選ぶべきです。

セラミックを支える歯茎に負担がかかることをしている

セラミックを支えている歯茎に負担がかかることも歯茎下がりの一因です。歯茎に負担がかかるNG行為についてですが、代表的なのが食いしばりや歯ぎしりです。

何かに夢中になったり筋トレやスポーツで体に力が入ったりすると、知らず知らずのうちに歯を食いしばってしまうことがあります。無意識のうちに行ってしまう就寝中の歯ぎしりも歯茎に大きな負担がかかり、その力は起きているときの5倍以上だと言われています。有効的な対処法はマウスピースの着用です。

セルフケアが不適切な場合も

不適切なセルフケアも歯茎下がりに直結します。最も多いケースが、過度に力を入れる歯磨き時のブラッシングです。

力任せにゴシゴシとブラッシングをすると歯茎にダメージを与えてしまいますので、歯磨きは優しくソフトタッチで行うのが鉄則です。歯ブラシを握りしめると余計な力が配しますので、ペンを持つようにして歯に対して歯ブラシの毛先が直角に当たることを意識しながら、軽くブラッシングするのが理想的です。歯磨き時に出血がある場合は要注意です。

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